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本について
小説家の福永信とブックデザイナーの 仲村健太郎が、恵文社一乗寺店で半年にわたって開催された小説を書くワークショップ、「本とその周辺をめぐる、6 か月とちょっとの旅」。書くことと同時に、小説が掲載される「本」そのもののことまで考えるユニークな内容で、 ウェブでの告知直後に定員オーバーになるほどの注目を集めた。本書は、その成果をまとめた生まれたての新人作家たちによるオムニバス作品集。

編集者、イラストレーター、学生、作家志望と、非小説家による創作を、小説家が磨き上げる過程が記録されたドキュメントでもあります。小説が生成される瞬間とは?小説が本になって読まれることとは? 常にメタな視野をもって創作を続ける福永信ならではの視点で、ワークショップ終了後も半年間のブラッシュアップを重ねて完成したささやかな短編群。

クロス装に箔押しが施された仲村によるスマートなデザインは、収録した小説をやさしくつつみこみ、読者にそっと手わたすのにふさわしい仕上がり。過去の作家たちの著作とともに棚に並べても違和感のない佇まいです。

各短編には、注目を集める新進イラストレーター・イケダマメ(本ワーク ショップ参加者)のイラストが彩る。 また、振り返りの座談会、本ワークショップの企画者・堀部篤史へのイン タビュー、福永による書き下ろしの「奥付」も添えた、楽しい 1 冊です。



展示について
『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』が刊行されます。

刊行を記念して、著者たちの未発表200字小説を、展示します。

この本は、恵文社一乗寺店のコテージで行われた福永信と仲村健太郎の2人によるワークショップから誕生しました。同ワークショップは「小説」と「本」のことを、月1度、実践しながら考える、文字通り「作業場」でした。

その第1回目(6月)に、課題で書いたのが、「本屋」と題した200字の小説です。